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研究班紹介
「気分障害の寛解と回復に関連した神経回路基板の解明に資する縦断MRI研究」では,慶應義塾大学,国立精神・神経医療研究センター,京都大学が共同してうつ病治療の最善な治療選択やその病態解明を目指して研究に取り組んでおります。
このページでは,各研究施設の研究班と研究の目的についてご紹介します。
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慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室
課題名:気分障害治療の作用機序解明と治療反応予測因子の確立に資するデータ集積ならびに機械学習モデルの開発
研究責任者:三村 將薬物療法や認知行動療法,経頭蓋磁気刺激,電気けいれん療法を受けられる方の症状に関する情報やMRI脳画像を収集し,機械学習等によって寛解・回復に関連する脳の神経回路を解明し,各治療の効果を予測する脳の神経回路について検証することを目的としています。
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国立精神・神経医療研究センター
課題名:気分障害の各機能ドメインにおける治療の作用機序及び反応予測因子の確立
研究責任者:中込 和幸気分障害の認知や社会機能などの機能ドメインに対して,それぞれの治療法がどのように影響を与えているのかを解明し,治療の効果を予測する因子について検証することを目的としています。また,その結果を基に気分障害の新しいカテゴリー分けの可能性を検討します。
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京都大学大学院医学研究科
課題名:気分障害の診断・状態・予後予測マーカーの作成
研究責任者:村井 俊哉超高磁場のMRI撮像によって,精細な脳画像を取得することで,高精度な気分障害の診断,状態,治療への反応性を予測する生物学的マーカーを確立することを目的としています。また,それを一般臨床でも使用されるMRI画像と比較することで同様の生体マーカーが一般臨床でも使用しうるかを検証することを目的としています。